
ボリビアはこの15年間で高い経済成長率を経験してきました。しかし、この急速な成長は行政区分ごとに大きく異なります。こうした異質な成長の文脈を踏まえ、本稿は1988〜2014年の期間におけるボリビア各地域の所得格差と収束パターンの変遷を明らかにします。とりわけ、分布動態アプローチを用いて、本稿は一人当たり地域GDPの横断面分布の長期均衡と移行動態の双方を評価します。主な結果は、1988〜2000年の期間について明確な地域的乖離のパターンを示しています。これに対し、2000〜2014年の期間は、はるかに複雑な「非収束」のパターンを示しています。すなわち、長期均衡分布は、上層から生じる収束過程と、下裾付近で生じる乖離過程の双方によって特徴づけられます。全体として、分布の外形の変遷と分布内動態は、ボリビアの地域成長過程が少なくとも二つの収束クラブによって特徴づけられる可能性を示唆しています。さらに、これらのクラブは、全国的な成長が低い時期にも高い時期にも識別可能です。