ボリビアにおける投資制約と生産性サイクル

概要

ボリビアはこの半世紀の間、一連の投資制約と負の生産性サイクルに悩まされてきました。こうした文脈のもと、本稿はまず、物的資本の蓄積が労働者一人当たり投資の高い変動性、低い資本の限界生産物、そして高い調整費用によって制約されてきたことを示唆する経験的証拠を提示します。次に、本稿は1980〜2008年の期間におけるボリビアの全要素生産性(TFP)の循環的挙動に関する証拠を提示します。予想どおり、TFPの循環的動態は、交易条件や実質為替の変動といった循環的変数によって形作られています。しかし、ボリビアのTFPの挙動を説明するうえでは、(マクロ経済の安定化や対外債務管理といった)経済政策変数、(民主主義や市民的権利といった)制度的変数、そして初期条件もまた有意であると考えられます。

収録
Coyuntural Economics, 3(4)
カルロス・メンデス
カルロス・メンデス
開発経済学 准教授

私の研究は、開発経済学、空間データサイエンス、計量経済学を統合し、地域間における持続可能な開発のプロセスをより深く理解し、政策に役立てることを目指しています。

関連項目